業務委託のエンジニアを探すとき、まずはスキルシートで経験を確かめます。使ってきた技術、関わったプロジェクト、担当した工程。ただ、スキルシートだけでは分からないことがたくさんあります。
面談の時間は30分から1時間程度と短いことが多いため、何を確かめるかを先に決めておくことが大切です。当社でも、エンジニアをご紹介する前に、必ず本人と面談しています。その経験から、見ておきたいところを整理します。
スキルシートの中身を具体的に聞く
スキルシートに「Python 5年」と書いてあっても、その5年で何をしてきたかは人によってまったく違います。
- そのプロジェクトで、自分は何を担当したのか
- チームは何人で、どんな役割だったのか
- 一番難しかったことは何で、どう解決したのか
具体的な話を聞くと、実際に手を動かしてきた経験なのか、チームの一員として関わっただけなのかが見えてきます。
困ったときの話は、特に参考になります。問題にぶつかったときにどう考え、誰に相談し、どう乗り越えたのか。その人の仕事の進め方がよく表れます。
分からないことへの向き合い方
面談で、その人の知らないことを少し聞いてみるのも一つの方法です。知らないことを知らないと素直に言えるか、知っていることから考えて答えようとするか。
業務委託のエンジニアは、新しい現場で、知らないシステムに向き合うのが仕事です。分からないことにどう向き合うかは、技術の知識と同じくらい大切です。
伝え方を見る
業務委託のエンジニアは、社内の人に進み具合を報告したり、仕様を確認したりする場面が多くあります。
自分の経験を、専門外の人にも分かるように説明できるか。質問の意図をくみ取って答えているか。面談でのやり取りそのものが、仕事でのやり取りの手がかりになります。
働き方の希望を確かめる
技術や経験が合っていても、働き方の条件が合わなければ、長く続きません。
- 週に何日、どの時間帯に稼働できるか
- 出社が必要な場合、どれくらいの頻度なら対応できるか
- いつから始められるか
- 単価の希望
ここは最初にはっきりさせておくほうが、お互いのためになります。条件が合わないことが後で分かると、選考にかけた時間がお互いに無駄になります。
| 見るところ | 聞き方・見方 |
|---|---|
| スキルシートの中身 | 何を担当したか、チームと役割、一番難しかったことと解決の仕方 |
| 分からないことへの向き合い方 | 知らないことを素直に言えるか、知っていることから考えるか |
| 伝え方 | 専門外の人にも分かるように説明できるか |
| 働き方の希望 | 稼働できる日と時間帯、出社の頻度、開始時期、単価の希望 |
面談の場で気をつけること
聞いてはいけないこと
業務委託の面談でも、仕事と関係のない個人的なこと(家族、出身地、思想や信条など)を聞くのは避けます。仕事の能力や条件に関係することに絞って聞きます。
社内の人も同席する
実際に一緒に働く社員にも面談に入ってもらうと、技術的な話が深まり、相性も確かめられます。
面談の後に
面談で気になった点があれば、次の面談や、試しの期間で確かめる方法もあります。最初は短い期間の契約にして、実際の働きぶりを見てから延長を決める、という進め方です。
一度の面談ですべてを見抜こうとするより、確かめる機会を何回か用意しておくほうが、判断の誤りは少なくなります。
